が、このサイトでまだ取り上げていなかった様なので改めて紹介。

レオス・カラックス監督の所謂「カラックス三部作」の最後の作品、映画「ポンヌフの恋人」のラストで流れる音楽。歌っているのはレ・リタ・ミツコ(という名の二人組のバンド)で、Les Amantsという曲。
エスプリの香り漂う、これぞフランス!といった感じのフレンチポップの一つだと個人的には思っている。ヴォーカルの女性は今も活躍しているけれど、ギターの人は最近、確か病気で亡くなられたと聞いた気がする。

この曲のCDを探し求めて、わざわざハイウェイバスで上京して当時東京中のレコードショップを探し回った記憶がある。当時はまだマニアックすぎる音楽だったようで、地元の田舎には置いていなかったし、こういう音楽の情報も全く無かった。インターネットもまだ無い頃の話だ。
とは言え、結局何の事は無い。渋谷のタワーレコードでフレンチポップのコーナー…、というか、ワールドミュージックのコーナーか何かにあって見つけてサイフの中身と相談・葛藤しながら3枚くらい、レ・リタミツコのCDを買った想い出。男手一つでロクに働きもせず芸術を夢見ていたあの頃w、そもそも「ポンヌフの恋人」自体、話題に挙げる人など周りに居なかった。

映画もこの曲も、色々と思い出があって語りつくせないので今日はこのくらいで。
ただ、最後に…、
この映画、日本語の字幕が後々変更され、映画好きや映画関係者の間では有名なラストのセリフ、
「目覚めよ!パリ!」
「まどろめ!パリ!」になったらしい。
その辺の詳しい経緯はこちらにて取りあげている。

というか、フランスという国自体があの頃とはもう全く違う感じになっちゃった気もする。
それについても色々と思うところがあるが…、長くなるのでこれくらいで。

何が言いたかったのか…、というと、
こういうのが結構、僕のストライクというか、原風景というか、好きだったんだよねっということさ。


Les Rita Mitsouko - Les Amants (Clip Officiel)






Les Rita Mitsouko - Modern Baleine


Systemed
Les Rita Mitsouko
EMI Import
1993-12-15


次世代ミュージシャンのためのセルフマネージメント・バイブル ~自分を作る・売る・守る!!!!